
ストックの一重です。
例年は一重は一重で出荷していましたが、今年は有能パートさん二人によって鬼の八重鑑別がされたので一重が少なく、咲いても出荷していません。
以下長文。
もともと私は自然農法に興味がありました。
農業をするにあたって、種まきと収穫以外仕事が無いとしたら、それが一番楽で儲かるのでは?と思っていたからです。
ただ、それを「自然」というかについては疑問があります。
この界隈でもめるのはだいたいこの辺じゃないでしょうか。
農業というのは、森を切り開いて平らな土地を作って、わざわざ特定種類の種をそこに播いて、それを収穫して生活の糧にする、という活動です。
森からドングリを拾ってきて食べてるならまあ自然かなと思うのですが、農業と自然という言葉をくっつけるのはそもそも矛盾があります。
一方で、うちはハウス栽培で、わざわざ雨をいったんよけて井戸から水を汲んで水やりをしているのですが、それに比べれば露地栽培は雨をじかに使うので自然ちゃ自然な気もします。
要は、自然栽培というのはどうやら人間の介入をいかに減らすかという工学設計の事を指すらしいというのが最近分かったのですが、自然という言葉使うのはややこしくて揉めるからやめれば?とは思いますね。自然という言葉はスピリチュアルに寄りすぎてるんですよ。
ところで、野菜工場も実は人間の介入をいかに減らすかという点で自然農法と考え方がとても似ています。だから私は両方に興味があります。
野菜工場は不自然のかたまりなので、自然農法にまじめに取組んでいる人、特に哲学的に取り組んでいる人からすればあんなものと同列にするなって感じかもしれませんが、私からすれば設計思想は同じです。
まあそんなこんなごちゃごちゃ考えながら、このストック、普通だったら農薬散布するタイミングだけどやらなかったらどうなるんだろう?と思ってやりませんでした。
結果、毎年悩まされていたシンクイ虫とアブラムシがほどんどつきませんでした。
虫の発生は年によって違うので今年はたまたま出なかった説が有力ですが、自然農法を意識しただけ(特に変わったことはやってない)の効果、つまりほとんどスピリチュアルだとしたら、いよいよ私もヤバい人たちの仲間入り~。

